水虫になりやすい人
社会人になる20歳前後を過ぎると、水虫にかかることが多いといわれています。これは、社会人になると靴を履いている時間が長くなり、高温多湿という水虫(白癬菌)にとって好ましい環境に足が長時間おかれるため、発症しやすくなるのです。
毎日8時間以上靴をはき続けている人は、水虫にかかっている割合が非常に高いという調査結果があります。1日中蒸れやすい革靴を履き続けなければならないサラリーマンは、水虫になりやすいのです。他にも、激しいスポーツをする人、スパイクやゴルフシューズのように蒸れやすい靴をはく機会の多い人は足に大量の汗をかきますし、細身の靴やブーツを好んで履く女性、密閉性の高い安全靴を着用する工事現場の作業員などは、水虫の発症率が高いです。
そして40代を過ぎると、長年靴を履いたことによる影響に加えて、加齢のために足の皮膚の免疫(細菌やウイルスなどの病原体を打ち負かす働き)が衰え、水虫になる人がさらに多くなります。皮膚の新陳代謝が遅くなって、角質が厚くなるので、角質層の中で密かに増殖を続ける白癬菌にとっては好都合なわけです。
男性では50~60歳代に、女性では70~80歳代に水虫患者の数はピークに達します。この年代は、足だけの水虫が減っている一方で、爪水虫を合わせ持つ人が増加しています。これは、あきらめて水虫を放置してしまったり、中途半端な治療を毎年繰り返しているうちに、足水虫から爪水虫へと進んでしまった人が多いことを物語っています。
また、仮に水虫の人と同居していますと、年月がたつにつれて感染機会も当然増えますので、水虫になる可能性も当然増します。家族に水虫の人がいればうつりやすい訳です。
ただし、水虫は遺伝でなることは無いと考えられています。
しかし、汗をかきやすい体質や足の形などは遺伝しますので、そういった面での影響はあります。
白癬菌に感染しやすい足の形ですが、足の指が短くて太い、指と指の隙間がなくピッタリとくっついている、足の指があまり動ず指を開くことができない、土踏まずと地面との隙間があまりない偏平足であるなどが挙げられます。
また、1日中革靴をはくようになると足の形が変わっていきます。指と指の間の隙間がなくなり、くっつき気味になるのです。そうなると指の股の風通しが悪くなり、蒸れやすくなります。こうなると、水虫にかかりやすくなる訳です。ですから外反母趾の人なども水虫になりやすいので注意が必要です。

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