私も水虫かも?
ゴールデンウィーク明けから梅雨にさしかかる時期、足の表面や足裏がムズムズし始めます。これが水虫の最初の自覚症状です。水虫菌(白癬菌)は、平均気温が18度以上、湿度が80%以上になると活発に増殖を始めます。気温が高くなるゴールデンウィーク明けから湿度が上がる梅雨時期になると、水虫菌が活発に活動し始めるのです。
この水虫ですが、症状が出たときにはじめて感染したということではありません。実は、症状が出るずいぶん前から、すでに水虫菌に感染していたというのが事実です。水虫は、菌が皮膚についたからといって、すぐに発症するものではないのです。
この潜伏期間には症状がないため、水虫になっていることに気がつくことはほとんどありません。ところが、ある年の梅雨どきのジメジメした日に、靴の中で足がむずがゆくなります。くつを脱いで足をみてみると、かゆみの強いところに小さな水泡ができていることに気づくでしょう。
その水泡は、水虫菌が活発に活動することで、皮膚が反応して炎症が起こっている現われです。そして、ムズムズしたかゆみ、さらにはかきむしりたくなる急激なかゆみに悩まされることになります。水虫の症状が急激に出てくる急性期は、だいたいこのような経過をたどります。
僕も急激なかゆみを覚えたときに、小さな水泡がいくつかできていました。たしか薬指か親指のつけね部分(足の表側)とくるぶしの下のほうの足のフチにあたる部分だったと思います。赤みがかった、米粒の半分ぐらいの水泡が数個できていたと記憶しています。
水虫というと、「不潔」「汚い」「オジサンのなるもの」というイメージがつきまといます。父親が足の指の間をかいていた記憶があり、僕もまさにそのイメージでした。ですから自分が水虫だとわかったとき、ちょっとショックではありました。
しかし現在、水虫にかかっている人の数はかなり多いというデータがあります。過去10年間の疫学調査や皮膚科専門医による免疫調査で、水虫にかかっている人の数、実態が明らかになったのです。その調査によると、なんと日本人の4人~5人にひとりが水虫であることが分かりました。
しかも水虫の患者さんのほぼ半数は、なかなか完治のむずかしい爪の水虫を併発していることもわかりました。さらに60歳以上にいたっては、実に2人にひとりが水虫でした。
これだけ多数の人が水虫患者である現在、女性や子供も決して人ごとではありません。お父さんを指して「不潔」などといっている奥さんやお子さんも、水虫にかかっている可能性は大いにあります。水虫は、もはや現代病ともいえる状態なのです。

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