水虫は現代病
私たち現代人は、外出するときに必ず靴を履きますよね。この、靴が、水虫の増加に拍車をかけているという点で、水虫は現代病と言えます。
人間の足は、1日にコップ1杯分もの汗をかきます。汗をかけば靴の中はその分湿度が高まります。革靴や安全作業靴などは通気性が悪く、1日中靴を履き続けていれば、水虫に格好の繁殖場所を与えることになります。
とくに、激しいスポーツをする人(汗を大量にかく)、1日中革靴を脱ぐ機会が少ないサラリーマン、細身の靴やブーツを好んで履く人、密閉性の高い安全靴を着用する工事現場の作業員、そして女性ならストッキングの着用は、症状を悪化させやすい状況にあります。
靴とともにある現代人の生活環境は、水虫菌にとってまさにパラダイスです。ひとたび寄生すれば簡単に増殖できる状況が待っているのですから、こんなに生きやすい世界はないでしょう。
また、40代になると、長年の革靴の影響に加えて、足の皮膚の免疫(細菌やウイルスなどの病原体を打ち負かす働き)が加齢のために衰え、水虫になる人が多くなります。実際、40歳以降になると水虫の患者さんが急激に増え、40%を超えることが疫学調査でもわかっています。
そもそも靴は、私たちの足を守るために作られた物です。私たちの生活と靴との結びつきはとても強く、もはや靴を手放して過ごすことはできません。その靴ばかりを悪者にするわけにはいきませんが、靴の中が水虫菌の大好きな高温多湿の環境になりやすいのは事実なのです。

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