女性と爪水虫
「爪も水虫になるの?」と驚かれる人も多いのですが、爪も皮膚の一部であり、水虫菌にとってはとてもおいしいごちそうです。爪の水虫は水虫の中でもとても患者数の多い病気で、しかも重症化しやすく、治りにくいという特徴があります。では、なぜ爪にまで水虫を発症させる女性が多いのでしょうか。
これはまず、ハイヒールの影響が大きいようです。水虫菌は、目に見えないような細かな傷などから皮膚に入り込みます。ハイヒールをはくと、つま先が靴に強く当たって皮膚に傷がつき、そこから菌が入りやすくなるのです。そして、爪がいったん水虫になると形が変わり、色がにごって、厚みが増していきます。
それがいやで爪をヤスリなどで削りこむ人がいるのですが、そうすると爪の形がますます変わっていきます。爪の角が皮膚にめり込み、立ったり歩いたりするときにズキズキと痛むようにもなります。
ちなみに、爪の角が皮膚にめり込むことを俗に「巻き爪」、専門的には「陥入爪(かんにゅうそう)」といいます。爪の病気の中で、陥入爪は爪の水虫と同じくらい患者数の多い病気です。そのため、女性の患者さんのなかには「巻き爪を治したい」とやってきて、診察したところ、実は爪の水虫だったというケースもめずらしくありません。
なお、爪をいためやすいマニキュアやペディキュアも、水虫を引き起こす一因になります。爪の水虫を発症しているのに、「爪の色がにごっていて恥ずかしい」とマニキュアやペディキュアをぬっていては、さらに悪化する原因になるので、絶対にやめてください。


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