水虫のかゆみ
水虫の初期症状としては、かゆみやムズムズ・ジクジクなどがあります。
とくに梅雨の入り口にさしかかると、外気の温度が上がり湿度も高くなります。白癬菌の活動が活発になる条件が整うわけです。
しかし、かゆみやムズムズ・ジクジクは白癬菌が動いているから感じるのではありません。人の体には、ウイルスや細菌などの異物が入り込んだとき、それらを追い出そうとする働き、すなわち免疫が備わっています。白癬菌に対しても免疫が働きます。この、免疫による白癬菌を追い出そうとする活動が、かゆみやムズムズ・ジクジクという反応になるのです。患部が赤くなったり、水泡ができたりするのも同じです。ですから、あの水疱の中にはほとんど白癬菌はいません。
免疫で重要な働きを果たしているのは白血球です。白血球はリンパ球など数種類の細胞で構成されています。リンパ球は異物を排除する活動の中で化学物質を分泌します。それが皮膚の表面の細胞分裂を促進して表皮の代謝を早めます。水虫になると皮膚がポロポロとたくさんむけるのはこのためで、表皮が白癬菌を振るい落とそうとしている現れです。
また白血球は、闘いに疲れるとやがて死んでいきます。白血球はその死にぎわに分泌液を出すのですが、それが水疱になります。水虫になると水泡ができるのは、白癬菌が居着いたからではなく、白癬菌を追い出すために生じた免疫反応の一部なのです。
このような水虫の初期症状は2~3年続きます。この時期の免疫の働きを上手に利用して治療すれば、早い段階で水虫を治すことができます。かゆみやムズムズ・ジクジクした症状の強いときこそ、水虫をきれいに治すチャンスなのです。
ところが「まだまだ大丈夫」と2~3回の夏を過ごすと、白癬菌は指の股にはじまり土踏まず、さらには足裏全体に広がります。そうなると白癬菌が皮膚と共存し、免疫反応が起こらなくなります。水虫の慢性化のはじまりです。
まさに僕はこのパターンです(笑)。
こうなる前に対処した方がいいですよ!

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